1 そもそもVRって?
VR、AR、XR、MRなど、いろいろな単語が最近は聞かれるようになってきましたね。いずれもざっくり言えば、3次元空間に入ったり、いじっちゃたりしちゃいましょう、ということ。
一昔前は、家庭用テレビでもゴーグルをかければ立体的に見える!という商品も流行りましたし、PlayStationでのVRゲームなども、お試しになった方も多いのでは?
仮想の3次元空間に入り込むことを「没入」なんて言ったりしますが、まだまだ世間的にいずれも民生用にはいまいち浸透していないように思えます。
その理由のひとつが、いずれも「高性能なデバイス」が必要ということ。
立体的なものを視聴するにしても、まだ平面の画面を使って、というのが一般的で、あまり没入する機会は少ないかもしれないですね。
VRとは「Virtual Reality」の略。つまり、仮想現実というやつです。技術的には古く、仮想の3次元空間の中で、好きな位置に・好きな方向に行けるという、ゲームの世界では当たり前のものですね。
しかしいまや、VRは、360度画像を使って、現実のものも映し出すこともできます。
意外と知られていないのが、LINEでも360度画像を送信すれば、スマホの動きに合わせてVRで観れたり、Youtubeも360度動画に対応してたりします!
(ゲームのように好きな位置に移動する、ってことはできないですが)
ちなみに、ARは「Augmented Reality 」。拡張現実という意味で、現実世界の実写に、なにか仮想的なアイテムを埋めこんだものになります。
これもまた、あまり知られていないですが、2021年にアップデートされたGoogle Mapでは、スマホのカメラ越しにナビ画面を見れば、その経路に沿った矢印などの目印が、路面上に表示されるといったARをフル活用した機能もあります。
MR「Mixed Reality」、XR「Cross Reality」なんて言葉もいろいろありますが、先ほど述べたように、まだまだスマホのような平面画面が一般的!
マーケティングに現在利用できるのは、ひとまずはVR、と思っていいかもしれませんね。
2、「入店の前に覗いてみたい」を叶える
店舗の空間、スタッフの雰囲気、商品の状態って、そのお店に行く前に気になりませんか?
我々はそれを一挙に叶えるのがVRだと思っています。
もちろん、写真や動画でも可能ですが、それはいわゆるコンテンツマーケティングとして、美しさや表現の豊かさによって生み出される「切り取りの世界」なんです。
360度画像のVRは、ありのままをそのまま伝えることができ、さらに、写真を何枚もスワイプしなくても、店内の四方八方、天井から床までを「素直に映し出す」ことができるというのが魅力です。
コンテンツマーケティングの世界も、いろいろな動きがあり、作り込まれたものよりも、ありのままを伝える方が視聴者のウケがいいこともあります。テレビ vs Youtubeみたいな感じですかね(ちょっと違うか?w)
いずれにしても「店舗を下見したい」というような観点では、写真、動画に次ぐ、VRは今後必ず必須になるコンテンツと言えるでしょう。
3、インドアビューではできないASMR
インドアビューはストリートビューの室内版です。
インドアビューの作成は、360度画像が撮影できる機材さえ揃えればご自身で行うこともできますが、せっかく撮った360度画像をインドアビューだけに使って終わり!はちょっともったいないです。
弊社のサービスは、VR空間内にさまざまなコンテンツを埋め込むこともでき、インドアビューに比べ、機能を大幅に拡大することができます。
導入実例として、とあるバーでは、カクテルシェイカーのところにあるアイコンをタップすると、動画が再生されたり、こちらの商店街では、ECサイトの商品ページがVR空間内に表示されているなど、VRのメリットをフル活用しています。
我々は、VRとさまざまなコンテンツを融合することで大きな効果が得られると考えています。その理由がASMRによる効果です。
ASMRとは「Autonomous Sensory Meridian Response」の略で、潜在的に脳に働きかけ、食欲・購買意欲などを高めるような効果をいいます。
古くは、飲食店店頭のサンプルから、テレビなどでよく見るいわゆる食レポ、最近のYoutubeでは食べる音といったものまで、さまざまなものがASMRとして挙げられます。
こういった意欲は、リアリティーがあればあるほど湧いてくるものです。
弊社のVR技術では、従来のコンテンツマーケティングとのいいところを付け加えることで、ASMRによる購買意欲も高め、店舗マーケティング全体に活かすような仕組みにしています。
4、まとめ
・VRは次世代で必須のコンテンツ
・率直に全てを伝えるコンテンツが大事
・ASMRなど、脳に働きかける仕組み